名脇役からメインに…『おつかれさま』→『いつかは賢いレジデント生活』カン・ユソク、「30代、似ている役に悩み」
韓国の記事にユソクさんのインタビューが掲載されていましたので皆さんにご紹介します。
<スタッフ翻訳文>
よく見る脇役よりメインに…『おつかれさま』→『いつかは賢いレジデント生活』カン・ユソク、「30代、似ている役に悩み」
©JUST ENTERTAINMENT
俳優カン・ユソク(31)が、「名脇役」から「主役」への飛躍を夢見ている。
カン・ユソクは最近放送終了したtvNドラマ『いつかは賢いレジデント生活』(脚本:キム・ソンヒ、演出:イ・ミンス)で、アイドルグループ「HI-BOYZ」出身の産婦人科1年目レジデント、オム・ジェイル役を演じた。
『いつかは賢いレジデント生活』は、『賢い医師生活』のスピンオフ作品で、「いつかは賢い医師になること」を夢見るレジデントたちの成長を描いたドラマだ。前作にあたる『賢い医師生活』シーズン1と2が最高視聴率14.1%を記録したのに対し、今作は8.1%で放送を終えた。
放送終了後、スポーツ朝鮮とのインタビューでカン・ユソクは、「特別編まで放送されて、ようやく本当に終わったんだという実感が湧いて、すごく寂しかったです。僕たちは最後の放送を一緒に観たのですが、昨年撮影したことを思い出して『もう1年も経ったんだ』と感じました。そして、多くの方に愛されていたんだと実感し、無事に終えられたという気持ちになり、悲しさや感動、いろいろな思いが交差しました。もちろん悔いが残る部分もあります。今になって思えば、『あの時もっと上手くできたらよかったのに』という思いもありますが、この作品はスッキリした気持ちよりも名残惜しさの方が大きかったので、たくさんの寂しさがありました」と感想を語った。
『賢い医師生活』のスピンオフである『いつかは賢いレジデント生活』は、制作段階から新人俳優たちの希望の星として注目されていた作品だった。ぜひ出演したいという俳優が列をなし、「スターの登竜門」とまで言われ、出演者の選考には激しい競争があったという。カン・ユソクは「(合格の知らせを聞いたとき)全身に電流が走ったような感覚で、『うれしい』とか『幸せ』なんて言葉では言い表せないほどの感情でした。本当にやりたかった作品・プロジェクトだったので、どこかで叫びたいくらいでした」と語った。
しかし、合格後に本当の試練が待っていた。ドラマ内で求められる医学用語や手術シーンの再現だけでも大変だったが、カン・ユソクはさらに「HI-BOYZ」のメンバーとしてダンスも習得しなければならなかったのだ。カン・ユソクは「最初のオーディションの時から『ダンスは踊れますか?』と聞かれたのですが、『踊れません』と正直に答えました。ダンスなんてしたこともなかったし、する機会もなかったので。でもジェイル役が決まって、『ダンスの練習をしてください』と言われた時、『ああ、自分は本当にダンスが苦手なんだ』と実感しました。
僕なりに3ヶ月間、血のにじむような努力をしました。週3回練習していたんですが、週1回しか来られなかった(ハン)イェジが僕より上手かったんです。だからこそ、もっと必死に練習しました」と語る。
さらに、共演したTOMORROW X TOGETHER(TXT)のメンバーたちが非常に若いこともあり、申し訳なさを感じることもあったという。「彼らは1999年生まれと2000年生まれで、一緒に練習している時に、動きの中で足を踏んでしまったことがあったんです。謝ったら、ヨンジュンさんが『ダンスしてたらそういうこともありますよ』と言ってくれて、本当にありがたかったです。」と振り返った。
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HI-BOYZとしての活動はドラマの中だけにとどまらず、音楽番組のステージにも広がった。Mnetの『M COUNTDOWN』で特別ステージに立ったカン・ユソクは、「監督が僕に『本当に苦労かけてごめん』って言ってくださったんです。実は最初は迷いもありましたが、こうして機会を作ってくださったので、『こんな経験、いつまたできるんだ』という気持ちで参加しました。勇気を出して練習して、再び挑戦したんですが、思ったよりうまくいったと思います。ただ、実際にステージに立ったのは初めてだったので、床のLEDが動いたり、力が抜けたり、軽い乗り物酔いみたいな感覚になってしまって。かなり動揺しました。そんなことを思い返すと、『もっと上手くできたのに』と悔しさも残ります」と語った。
カン・ユソクは、今年『おつかれさま』と『いつかは賢いレジデント生活』で続けてラブラインを演じたものの、ロマンチックな要素よりもコメディ色が強調されていたことに少し心残りがあるという。
「途中でサビとうまくいきそうだっていう話が出て、『じゃあ、僕たちも確定にしてくれ』ってお願いしたんです。あっちのカップル(コ・ユンジョン&チョン・ジュンウォン)みたいに『付き合ってる』ってことにするとか、キスシーンを入れてくれとか。でも監督にはダメって言われました。オープンエンディングにしたのがすごく残念でした」と語り、「次回作では恋愛ものをやってみたいです。『おつかれさま』でもヒョンスク(イ・スギョン)と結婚して一緒に暮らしているけど、あの二人を見ると『甘々なカップル』っていうより『あいつら、やらかしたな』みたいな感じじゃないですか。ちゃんとしたメロドラマをやったことがないので、応援されるような恋愛をしてみたいんです」と、今後の夢を明かした。
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『おつかれさま』に続き、『いつかは賢いレジデント生活』、そして放送を控えた『瑞草洞(原題)』まで──。
これまで主に名脇役として活躍してきたカン・ユソクだが、今は“主役”を夢見ている。
カン・ユソクは、「もうすぐ公開される『瑞草洞』でも、5人の中で一番明るくておしゃべりなキャラクターを演じています。ここでもムードメーカー的な明るい役なので、ちょっと違ったキャラクターもやってみたいなと思ったりします。これまでやってきたことと似たような演技をすることになるんじゃないかと、不安になることもあります。そういう悩みが出てくるようです」と語った。
「キャラクターの詳細は作品を見てみないと分かりませんが、いわゆる“悪役”もやってみたいです。これまでは“いい人”っぽい役しかやってこなかったので、悪役にも挑戦したいという気持ちがあります。濃厚なラブストーリーもやってみたいですね。『おつかれさま』でのヤン・グァンシクというキャラクターは、恋愛要素も濃くて、本当に素晴らしい役だったと思います。また、『弱いヒーロー』を観ていて、イ・ジュニョンさんが演じたクム・ソンジェ役をやってみたいと思いました。観ながら『あれは本当にやってみたい』って思ったんです。それから、リョウンさんが演じたパク・フミンというキャラクターも自分に合ってるんじゃないかなと思いました。僕はダンスは苦手なんですが、アクションはまた別で、もともとアクション俳優出身なので、努力でカバーできるタイプです」と今後の挑戦への意欲を語った。
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